《小仓百人一首-日本古典和歌赏析》
作者:刘德润编著
出版社:外语教学与研究出版社
内容简介:日本对中国古典文学的学习与研究已有一千多年的历史,到了近现代, 《论语》、《史记》以及杜甫、李白、白居易、王维、孟浩然等人的诗歌,仍旧一直被选进日本初高中的国语教材。中国的古典作品,早就成为了日本文化中不可分割的重要组成部分。而我国对日本古典文学的翻译、介绍、研究,却还处于起步阶段。这种局面,不利于两国人民的相互理解与文化交流。我们从事日本古典文学教学与研究的人,有责任将日本古典文学名著介绍给中国读者,为中日文化交流做出应有的贡献。
本书内容:100首和歌每首都有原歌、现代日语译文、词汇与语法、汉诗翻译、作者介绍、文学鉴赏、现代诗翻译。我力求柔美而忠诚地将日本古典和歌的风貌传达给我国读者。
和歌欣赏13筑波嶺の 峰より落つる みなの川つくばねの みねよりおつる みなのがわ
作者/歌人名: 陽成院■現代語訳
筑波のいただきから流れ落ちてくる男女川(みなのがわ)が、最初は細々とした流れから次第に水かさを増して深い淵となるように、恋心も次第につのって今では淵のように深くなっている。 14陸奥(みちのく)のしのぶもぢずり誰(たれ)ゆゑに 乱れそめにしわれならなくに作者/歌人名: 河原左大臣■現代語訳 陸奥で織られる「しのぶもじずり」の摺り衣の模様のように、乱れる私の心。いったい誰のせいでしょう。私のせいではないのに(あなたのせいですよ)。
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小倉山峰のもみぢ葉心あらば
今ひとたびのみゆき待たなむ
作者/歌人名:貞信公
■現代語訳
小倉山の峰の紅葉よ。お前に人間の情がわかる心があるなら、もう一度天皇がおいでになる(行幸される)まで、散らずに待っていてくれないか。