東京・四ッ谷の名店「すし匠」にお伺いし、店主の中澤圭二さんに寿司店でのマナーや、お寿司をより愉しむためのポイント、寿司店でのNG…… etc. お話をお聞きして参りました。
我造访了东京四谷的名店“寿司匠”,并向店主中泽圭二先生请教了有关寿司店的礼仪、更舒畅的吃寿司的要点,以及寿司店的禁忌等。
板前さんが困るお客様とは?
让厨师困扰的客人是?
一番困ってしまうのは、香水の香りの強いお客様でしょうか。扉が開いた途端、店内に香りが広がりますし、かと言ってお断りもできない。常連さんには「どうにかしてくれ」と言わんばかりに、目くばせされてしまいますし、本当に困り果ててしまいます。
最让人感到困扰的客人大概是香水味很浓的客人吧。一打开门,香水味就会扩散到店内,即便不满也不可能做出拒客行为。老客人们都做出“想想方法啊”的表情,像这样受到冷眼,真的是很让人困扰的。
確かに、和食は繊細な香りを愉しむものですし、カウンターで隣に座られた方はなおさらご疑惑ですよね。ご自分のお気に入りの香りも、「他人にとっては不快かもしれない」と、いつでも状況を読む、というマナーの基本は本当に大切だと思います。他にはいかがでしょうか?
确实,日式料理是要舒畅的品味其纤细的香味儿,因此如果像这种满身香水味的人坐在旁边的话就更加让人困扰了。应当要随时注意场合,即使是自己很满意的香味,“却也有可能让别人感到不快”,像这样的礼仪基础真的是特别重要的。那么其他的又怎么样呢?
話に夢中で、なかなかお寿司に手をつけてくれない方ですね。久しぶりに会って会話を楽しみたいのであれば、カウンターではなくゆっくり話のできるお店を選ぶことをお勧めします。私も実際に、「お客さん、食べましょう」と促すことがあります。そういう意味では、接待でいらっしゃるのも、実はあまり有難くないですね。
然后就是说话说得如痴如醉,总是不让自己有吃寿司的闲隙的人了。如果是久未见面想好好聊一下的话,那么建议你们就别去寿司店了,找一家可以好好促膝长谈的店吧。我也曾有过催促“客人,请吃吧”的经历。在这个意义上来说,如果是来这里不吃东西的话,也是不受欢迎的。
また、女性のお客様で、握りをひと口ではなく噛み切って召し上がるというのも、こちらとしては特别に残念な気持ちになります。握りは、ご飯とネタが合わさって一体感のあるものです。それを壊してしまってはいけません。ネタを剥がしてお醤油をつけて召し上がる、などは最悪です。
另外,如果女性客人不是一口一口的细细品味寿司,而是一口吞进去咀嚼的话,也是特别让寿司店的人遗憾的事情。寿司是由米饭和配料搭配而成的具有一体感的东西。决不能破坏这样的一种一体感。如果将配料取下,并蘸上酱油来吃的话可就是最无礼的行为了。
そうですね。握りはその完成された美しさを頂くのが醍醐味ですものね。
没错,寿司就是要品味其完成的美感,这才是绝顶的美味。
ええ。ですから、つまみばかり召し上がっていて握りを一向に頼まない、というのもがっかりです。「うちは寿司屋ですから、お寿司食べましょう」と!
对。因此,如果只吃配菜,却对米饭团弃之不顾的话,可真的会让人受打击的。所以才会说“我们是寿司店,所以请吃寿司吧”!
寿司屋というのはさらしの商売ですから、『職人芸』、『舞台』を観に行く、という感覚でいらして頂くと嬉しいですね。そして、『お店』、『板前』を好きになって頂く…… これがお客様とお店との最も良い関係だと思っています。それには、お客様自身がいろいろなお店を訪れてみる『場数』も必要。ご自分にピッタリ合った感覚のお店を見つけられれば、それはとても幸せなことだと思いますよ。
所谓寿司店就是现场表现的买卖,是为了看“大厨的手艺”和舞台而去的,如果怀着这样的心情来的话,寿司店的人会很快乐的。然后再喜欢上“店”和“厨师”……我认为这才是客人和店之间的最良好的关系。这之中客人本身去过各种各样的店的“经历”也是必要的。如果能找到很合自己感觉的店的话,那可是特别幸福的事情的。