留学生の勉強以外の日常生活のなかでの心配事のトップは、病気になることである。
留学生在学习之外的日常生活中最担心的事就是生病了。
異国の暮らしにはストレスが多く、ストレスからくる様々な症状に悩まされる。食べている物も全然違うので、ときどき下痢したり便秘になったりする。急に疲れて動けなくなったり、微熱が出る、などの様々な症状が出てくる。
异国生活中有很多压力,留学生被随着这些压力而来的各种症状困扰着。因为吃的东西跟国内完全不一样,所以有时拉肚子或者便秘。有时还会出现突然感到很累不想动弹、发低烧等各种症状。
病気になったとき、異国で暮らす留学生にとっては、どこの病院に行けばいいのか、救急車を呼ぶのか、などは難しい問題である。特に夜間の急病は深刻な問題だ。
生病的时候到哪家医院去看比较好,要不要叫救护车等等对留学生来说都是难题。特别是晚上突然生病更是很严重的问题。
病院のシステムも結構面倒だ。病院によっては、紹介状が無ければ診察してくれなかったり、完全予約制のところもある。大学病院などは、受付時間が午前中の限られた時間だけということもある。一般の病院でも、曜日によって休診であったり、診察時間が他の曜日と異なったりする。
医院的系统也非常麻烦。根据医院的不同,有的医院没有介绍信就不进行诊断,有的医院则实行全面预约制。有的大学的校医院之类的,受理时间则限定在上午。就算是一般的医院,也会有的时候休诊,有的时候看病的时间和别的日子不一样等等。
ただでさえ体調が悪いのに、受付用紙に記入し、待たされ、検査の結果を聞き、お金を払うということは、留学生にとっては難しいことだ。自分の症状を説明する日本語(普段使わない日本語は、知っていても、とっさに使えない)がうまく話せるか、医者の話す日本語がうまく理解できるかなど、不安はたくさんある。また、処置や薬の使い方は、日本と中国では違うこともある。
仅仅是生了病去医院填写病历、等待、听取检查的结果、付医药费这些事,对留学生来说也是难事。能不能用日语顺利描述自己症状(不常用的日语虽然知道意思却一下子说不出来),能不能理解医生说的话等等让人不安的事也很多。另外,治疗方法和药的使用方法,中日之间的差异也很多。
例えば、中国では注射で熱を下げることも多いが、今の日本の病院では、よほどの高熱でもないかぎり、注射や点滴は行わない。薬も、日本は即効性より安全性を重視しているので、比較的おだやかな薬が多い。
比如说,在中国打针来退烧是很普遍的,但是现在日本的医院,如果不是发高烧的话一般不进行打针和输液。药也是,因为日本相较于有效性更注重安全性,所以相对温和的药比较多。
治療費は、留学生は国民健康保険に加入することになっているため、治療費全体の3割を払えばいい。また、留学生本人は「日本学生支援機構」から80%補助されるので、最終的には6%の負担で済むことになる。
关于医药费,因为留学生加入了国民健康保险,所以只需要付医药费的百分之三十就可以了。而且,留学生本人也会得到日本学生支援机构补助的百分之八十医药费,所以最后留学生只需要付百分之六的医药费就可以了。