御本殿
東大寺や興福寺で知られる奈良公園内に位置する春日大社は、768年に平城京の守護と国民の繁栄を祈願するために建てられた。
坐落在以东大寺、兴福寺而知名的奈良公园内的春日大社,于768年为了守护平城京及祈祷国家繁荣而建造。
藤原氏の氏神とされており、武甕槌命が白い鹿に乗って来たとされているところから、鹿が神使とされている。
是藤原氏一门的氏神,由武翁槌命乘鹿而来的传说,把鹿作为神的使者。
一の鳥居
一の鳥居は社殿から1キロほど離れた大型のもの。気比神宮、厳島神社の大鳥居と並んで「日本三大鳥居」の一つとして数えられている。長く続く参道、奈良公園の木々に囲まれて両脇にはたくさんの灯篭が立ち並んでいる。
一之鸟居是距神殿有1公里远的大型建筑。与气比神宫、严岛神社的大鸟居并列为“日本三大鸟居”之一。漫长的参道被奈良公园葱郁的树木包围着,参道两侧立着许多灯笼。
広い社地には、非常にたくさんの摂社が建っており、摂社と末社を合わせて61社、国宝や重要文化財に指定されているものも多数ある。
在神社广阔的领地上修建了许多摄社,摄社和末社加起来共61座,其中很多被指定为国宝或重要文化财产。
春日大社の象徴的な中門は鎌倉時代以前に建てられたもの。左右の御廊とともに重要文化財に指定され、本殿前の重要な建物として設けられている。
象征着春日大社的中门建造于镰仓时代以前,和左右的回廊一起被指定为重要文化财产,是正殿前重要的建筑物。
また、中門から北へ続く御廊には捻廊と呼ばれる階段が設けられており、左甚五郎がまっすぐに続く廊下に対して斜めになるように改造したと伝えられている。
另外,在中门往北去的回廊内,有一段叫做捻廊的台阶,传说是左甚五郎为了让笔直的走廊变成倾斜的而改造的。
数多くの灯篭
中門の背後に建つ本殿は4柱の祭神ごとに4社設けられ、いずれも春日造となっており国宝に指定されている。全てがほぼ同じ大きさの社殿で、内部の詳細な様子までを伺うことはできないが、20年ごとの式年造替を繰り返しているため、鮮やかな色彩が見られる。春日造の代表的なものとして知られており、平安時代の意匠を良く残しているといわれている。
建在中门背后的正殿为四尊神建立了四座神殿,每个都是春日造结构,被指定为国宝。四个神殿都是同样大小,虽不能看到内部详细情况,但因为每隔20年就重复一次式年造替重新改建,所以可以看到建筑颜色很鲜艳。四个正殿是春日造的代表性建筑,很好地保留了平安时代的独特设计。
春日大社は豊かな緑に囲まれ、公園内を歩く鹿と、たくさんの灯篭が見られる。社殿のいたるところに掛けられた灯篭は風情がある。
春日大社被浓郁的绿色包围,在公园内走着,可以看到很多鹿和灯笼。神殿到处都挂着灯笼,别有情趣。
春日大社の直会殿前に有名な「砂ずりの藤」
また本殿の横に立つ七種寄木という一つの木に6種類の木が着生した珍しい木も見られる。この木には物の繁盛、妊婦を守るという信仰があるという。
神殿旁边种着“七种槲寄生”,这种树一棵树上附生着六种树木,非常罕见。据说这棵树能保佑事物繁盛,守护孕妇。
平成10年には、春日大社や春日山原始林を含む「古都奈良の文化財」がユネスコの世界遺産に登録。また境内にある萬葉植物園には『藤の園』が造られており、目の高さで咲く藤の花の姿はとても優雅。とりわけ御本社の「砂ずりの藤」は、名木として知られる。春日大社の砂ずりの藤は樹齢700年以上ともいわれる藤の古木です。もともと春日大社境内には藤の花が古来より自生していたそうです。
平成10年,包括春日大社及春日山原始森林在内的“古都奈良的文化财产”注册为联合国教科文组织世界遗产。另外神社内的万叶植物园内建造了“藤之园”,齐目高开放着的紫藤花姿态优雅。特别是神社内的“扫沙藤”,是知名的名贵树种。春日大社的扫沙藤据说是树龄700年以上的古树。原本春日大社境内自古以来就有野生的紫藤。