樱花也在秋天开放?暖秋骗了樱花

   2015-04-13 3180
核心提示:秋桜(コスモス)ではない「ホンモノの桜」が秋に咲く不是大波斯菊,而是真正的樱花在秋天绽放了秋を代表する花の1つコスモスは

秋桜(コスモス)ではない「ホンモノの桜」が秋に咲く

不是大波斯菊,而是真正的樱花在秋天绽放了

秋を代表する花の1つコスモスは「秋桜」と書きます。文字通り、桜のように美しいコスモスですが、地域によっては今がまさに見頃というところも多いのではないでしょうか。

代表秋天的花——大波斯菊,汉字写作「秋桜」。如其字面含义,大波斯菊像樱花一样漂亮,而现在有些地方正是观赏“秋桜”的最佳时节。

一方、コスモスではなく、「ホンモノの桜」が今、あちこちで咲いているのをご存じですか。春に見られるあの桜が秋にも咲いているのです。

但是您知道吗,现在真正的樱花而非大波斯菊,正在各地竞相绽放呢。我们春天看到的樱花在秋天也会开放哦。

この時期に桜が花を咲かせるのは、葉が落ちてしまった桜の木という共通点があります。通常なら、開花後の桜は緑色の葉で覆われ、秋の深まりとともにその葉が赤や黄色に色づき始める時期ですが、今年は、葉がほとんどついていない桜の木が見受けられます。実は、季節外れの桜の開花にはこの「葉っぱ」の状態が重要な鍵を握っているのです。

樱花之所以会在这个季节开放,是因为樱树的叶子全都掉落了。通常的话,樱树在开花后会被绿色的树叶覆盖,随着秋意渐浓,树叶也会逐渐变成红色或黄色。但是今年,很多樱树的叶子几乎都掉光了。实际上,决定樱花会否在花期外开放的重要因素,就在于叶子的状态。

桜は本来、夏の間に翌春の花芽を作ってから休眠に入ります。このとき、花芽には、葉で作られ、花芽に届く「休眠(成長抑制)ホルモン」によって、咲くことを「待て」の状態にされているのです。そして、葉が落ち、冬の寒さで休眠から目覚め、次第に春の暖かさを感じて、つぼみが成長して開花を迎える、というサイクルです。

樱花原本在夏季长出来年的花芽后,就要进入休眠状态。这时,由树叶制造的“休眠荷尔蒙(抑制生长)”会抵达花芽,让花芽进入休眠期。然后,树叶凋零,花芽被冬天的寒冷唤醒,待感受到次年春天的温暖后,长成花蕾,迎接花开。就这样循环往复。

ところが、夏に何らかの原因で葉が落ちてしまうと、継続的に花芽に届けられる休眠ホルモンが十分に届かなくなってしまいます。そして、夏の終わりを告げる涼しさを冬と間違え、その後再び気温が高くなると「あ、春が来た」と勘違いしてしまうのです。すると、開花までのサイクルが早まり、秋に花を咲かせてしまうことがあるのです。

但是,一旦树叶在夏季因为一些原因掉落,就不能继续为花芽提供充足的休眠荷尔蒙。然后,樱树就会把夏季结束后的凉爽天气错当成冬天,如果之后气温再次升高,樱树就会有“啊,春天来了”的错觉。于是,开花前的循环过程就提早结束,结果樱花就在秋天开放了。


10月15日东京某处盛开的樱花

季節外れの開花「不時(ふじ)現象」

反季开花的“意外现象”

この季節外れの開花は「不時(ふじ)現象」として気象台でも記録をとっています。不時現象の原因は様々です。葉が強風で引きはがされたり、害虫や天候不順で枯れ落ちてしまったり。気象台の人にお聞きしても、一つに限定するのが難しいとのことでした。

这种反季开花被叫做“不时现象”,在气象台也有记录。不时现象有各种原因,比如强风将树叶刮落、病虫害或气候反常引起树叶枯死而掉落等。即使询问气象台的专业人士,也很难限定成某一种原因。

今年、東京で桜が咲いた原因はなんでしょうか?気象庁(大手町)の今夏の天気をさかのぼってみると、8月は137年間の観測史上3位となる暑さ(月間平均気温が29度1分)、降水量は同8位の少なさ(月間合計25ミリ)でした。暑くて雨の少ない8月だったのです。9月に入っても厳しい残暑が続く中、街路樹などの木々の葉が弱ってきているように見受けられました。ようやく平均気温が25度を下回るようになったのは、お彼岸に入ったあとでした。ところが、9月30日と10月1日に台風17号の接近・通過で暑さがぶり返したのです。このように気温や降水量の面から、夏の暑さと水不足で葉を落としてしまった桜の木が、いったん涼しくなったあとの暑さで、季節を勘違いしてしまったと推察できます。

今年,东京樱花在秋季开放的原因是什么呢?回顾气象厅(大手町)今夏的天气时发现,8月份在137年观测史上最热的月份中排第3位(月平均气温29.1°),而降水量稀少排第8位(月总计25毫米),是个高温少雨的8月。进入9月后高温仍在持续,可以看到道路两旁的树木经不起高温而打蔫儿。平均气温总算降到25°以下是在秋分之后。但是,9月30日和10月1日,由于17号台风的过境,天气又热了起来。这样从气温和降水量方面可以推测,因夏季的高温和降水不足而叶子掉落的樱树,一旦经历了凉爽后又遇热天,就对季节产生了错觉。

私は近所の桜の木が9月の初めには葉を落としてしまったのを見て、「これは秋に咲くかも」と枯れた枝を日々見張っていました。すると、10月3~4日に20輪くらい咲いたのです。

我看到家附近的樱树在9月初凋落了树叶,就觉得“这樱树可能在秋天会开放”,而每天观察着那些枯枝。果然,10月3~4日开放了20朵左右。

このように、桜の季節外れの開花は、「何らかの理由で葉が機能しなくなり、十分な休眠ホルモンが花芽に届かない」、かつ、「一度涼しさがおとずれた後に春のような暖かい日が何日か続くこと」の2つの条件下で生じるようです。もちろん、不時現象が起きてしまっても、その木の桜は来春に楽しむことができます。1本の木の一部で早咲きしてしまった桜は春には咲きませんが、まだ、全ての花芽が目覚めるような本当の冬が来ていないので、その木のほかの花芽は休眠ホルモンが少ないながら冬を越して、春には花を咲かせてくれますよ。

像这样,樱花反季开放是在以下两个条件下发生的,“由于一些原因树叶失去其机能,不能为花芽提供足够的休眠荷尔蒙”,并且“在经历了一段凉爽天气之后,又回复了几天如春日般温暖的天气”。当然,即使发生了不时现象,来年春天也还是能再次观赏到樱花的。虽然一株樱树早开的那部分樱花来年春天不会再开放了,但是,因为能把全部花芽都唤醒的真正的冬天还没来,所以树上其它的花芽即使休眠荷尔蒙很少,也还是会度过冬天,在来年春天为我们绽放。

桜は春だけでなく秋の紅葉でも街を彩ってくれますが、残念ながら紅葉を前に散ってしまった「早枯れの木」は、「季節外れのお花見」というサプライズをくれるかもしれません。もし、近くに早枯れの木があったら、枝先に花を探してみてはいかがでしょうか?

樱树不只在春天能够观赏,在秋天也会用它的红叶装点街道。之前还为红叶提前凋落而感到遗憾,那些“提早干枯的树”用“反季开花”给了我们惊喜。如果,你身边有些树提早干枯了,不妨去它的枝头寻找一下有没有花朵在悄悄绽放吧。

 
标签: 东瀛风情
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