賂、毀など6字追加を=常用漢字に「待った」-内閣法制局
常用漢字の見直しを進めている文化審議会漢字小委員会に対し、内閣法制局が、法律でよく使われる賄賂(わいろ)の「賂」など6字を新たに追加するよう求めたことが8日、分かった。小委員会は同日、「新常用漢字表(仮称)試案」の修正案を示す予定だったが、要請を受け検討を続けることにした。
法制局が追加を求めた残りの5字は、禁錮(きんこ)の「錮」、勾配(こうばい)の「勾」、毀損(きそん)の「毀」、瑕疵(かし)の「瑕」「疵」。「民法、刑法など、基本的な法律で用いられ、頻度も高い」ことが理由という。ほかに、罹災(りさい)の「罹」、埠頭(ふとう)の「埠」なども加えられないか、検討を促した。
常用漢字表(1981年以前は当用漢字表)は法令でも漢字运用の目安。しかし、言い換えが難しく、仮名書きでは理解できない場合は、読み仮名を振って表外漢字を残してきたという。
小委員会のこの日の審議では、委員から「裁判員裁判が始まっており、分かりやすい言葉に換えるべきではないか」などの意見が出た。また、しんにゅうの点の数で意見が分かれる「遜」「遡」「謎」の印刷文字を表にどう記載するかなど、字体をめぐる議論も決着が付かなかった。
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8日,内阁法制局向文化审议汉字小委员会提出增加在法律上经常提到的賄賂(わいろ)的「賂」等6字。小委员会同日决定接受其方案并且研讨。
法制局要求追加的其他5字为:禁錮(きんこ)的「錮」、勾配(こうばい)的「勾」、毀損(きそん)的「毀」、瑕疵(かし)的「瑕」、「疵」。其理由为“在民法、刑法上会经常用到这些字”。另外,在研究罹災(りさい)的「罹」、埠頭(ふとう)的「埠」等字可否加入到常用汉字表里。
小委员会在当日的审议过程中,有委员提出:“审问员开始审问,是不是应当换掉易懂的词语?”。另外、对于「遜」「遡」「謎」等印刷体如何记载到表里也意见纷纷,围绕着字体也未作出决定。