基本的なメールのテクニックを伝授する。
1. 最初に名乗ること
社会常識。結構多いぞ、最初に名乗らない学生が。
<良い例>
○○大学の見舘です。
先日は就職の相談に乗っていただき、誠にありがとうございました。
<悪い例>
先日は就職の相談に乗っていただき、誠にありがとうございました。
2. 半角カタカナや記号(機種依存のもの)は使わない
半角カタカナは受け手の環境によっては文字が変になってしまうことがあるので厳禁。また、記号も注意。●■※☆△のような普通のものは大丈夫だが、丸で囲った数字や株式会社マーク、代表取締役マークなど機種依存文字は受け手の環境によっては違う文字に変換されてしまうので使わないこと。もちろん、件名(タイトル)にも使っちゃダメだ。
3. 差出人(from)を氏名(フルネーム)にする
メールソフトの設定画面の「名前」か「差出人」「from」のところで、「Yoshitaka Mitate」「見舘好隆」など、氏名をフルネームで設定しよう。なぜなら受信メールの件名(タイトル)一覧の画面で、そのメールが誰から来たかわかるからだ。
<良い例>
見舘好隆 <メールアドレス>
Yoshitaka Mitate <メールアドレス>
差出人(from)欄を設定しないと<メールアドレス>だけが表示され、誰から来たかさっぱり分からない。中には、パソコンを買った時に設定した、姓や名だけの人や、ニックネームの人もいるぞ。こんな感じだ。
<悪い例その2>
好隆 <メールアドレス>
みたちょん <メールアドレス>
姓はまだしも、会社にニックネームや名だけで送るのは、相当恥ずかしいぞ。
4. 初回のメールは、どこの部署の誰に宛てたメールかを明記した方がいい
メールと手紙の一番の違いは、「時候の挨拶」が要らないことかな。拝啓&敬具も、前略&草々も要らない(挨拶は必要。“お世話になっております”など)。しかし、手紙の宛書と同様、まず最初にどこの部署の誰に宛てたメールかを明記するほうが礼儀正しくて良い。もちろん、返信メールなどは省いてもOKだが、そのアドレスがその部署共用の場合は、常に文頭に誰宛てのメールかを明記しなくてはならない。例えば、<recruit@○○○○.co.jp><info@○○○○.co.jp><saiyo@○○○○.co.jp>などのアドレスは、間違いなく部署共有のアドレスである。誰が担当か分からない時は「採用ご担当者様」と書こう。
<例>
株式会社○○○○
人事部採用担当 ○○ ○○様
はじめまして。○○大学○○学部○○学科4年生の、
見舘(みたて)好隆と申します。