前篇回顾:职场礼仪:工资那些事(上篇)
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(加班中)
大家:工作辛苦啦~
男职员1:总觉得大家今天很早呢~
男职员2:为啥只有我一个人在加班啊!
男职员1:但是现在还没到7点呢~
前辈:说起来是因为你总是回去得很早吧~
男职员1:不开心!为什么总是我?!只给这么点钱我不开心!!
上司:さて、前回は給料には会社によって払える総額があるということ、会社は払える範囲内でできる限りいい給料を出しているはずである、ということをお話ししました。
上司:那么让我们接着上周的内容,上周说到公司支付给大家的工资都是在能支付的范围内尽可能支付的。
男职员1:とはいっても、「俺の方があいつより仕事をしているのに、なんで給料が同じなんだ!」とか、往々にしてそういう不満が出てきますよね。会社が払える給料総額に限界があるのだとしても「納得いかん!!」というこの思いをどうすればいいんでしょう。俺としては、ちゃんと働きの内容を見た上で給料に差をつけて欲しいんですけど…。
男职员1:虽说如此,不过类似“明明是我做得更多一些,为啥工资和大家一样!”之类的不满经常会出现。虽说公司已经尽可能地在付工资的,不过还是会有“不接受不满足”之类的情感。对于我来说,希望公司能够好好看看我们工作的量和内容,并在此基础上给我们发工资。
上司:おっしゃる気持ちはわかります。よく給料に対して「納得できる理由を知りたい」なんて聞きますが、それはつまり自分自身に対する会社の評価を知りたいとか、会社の評価に納得ができないということですよね?ただ、この評価というのが曲者でねぇ…。
上司:我明白你的感受。我也经常听到大家询问,工资多少的基准,也就是说这是大家想知道公司对于自己的评价。不过有时候,评价确实做不到处处公正。
男职员2:どうしてですか…?前回もそんなことをおっしゃっていましたが…。公平に評価し判断すればいいんじゃ…。
男职员2:这是为什么呢?之前也这么说过,公平地评价不是很好么……
上司:通常会社というのはピラミッド型の組織形態を取っていますから、平社員の評価を課長が、課長の評価を部長が…というように順繰りに評価していきます。このとき上司から良い評価をもらった人は、まぁ大きな不満はないでしょう。問題は上司から低い評価をもらった人の気持ちです。
上司:一般来说,公司都是金字塔型的组织,科长评价普通职员,部长评价科长,以此类推。如果从上司处得到好的评价,大部分人都不会不满吧。会感到不满的是从上司处拿到不好评价的人。
女职员:そりゃあ頭にきますよ。人間関係にもヒビが入っちゃいますねぇ…。
女职员:还真的是这样呢。这也关系到人际关系。
上司:そうですよね、それが普通の人間というものです。ところが上司の立場からすれば、そうして低い評価をすることで人間関係が悪くなる、自分が恨まれてしまうことは明らか。なんとすべての部下に対して良い評価を与えてしまうケースが出てしまったのです。
上司:没错。正常人都会这样。不过对于上司来说,仅仅因为评价不好就被部下怨恨,人际关系就变得不好了。于是就有的上司给所有的部下好的评价。
女职员1:え~っ、それって5段階の通信簿に先生が生徒全員に5をつけるようなものじゃないですか。そんなの、もはや評価じゃありませんよ。
女职员1:啥?这不就跟刷好评一样了么?!这样还能算是评价吗?
上司:全くですね。評価を極めた成果主義制度に関しては後程お話しいたしますが、そもそも今のように「社員の評価」が注目されるようになったのは、高度経済成長が終焉を迎え、豊かな生活を享受する時代になってきてからだと思います。
上司:就是说啊。关于评价时的绝对成果主义我们稍后再说。说起来像现在,社员的评价开始受瞩目是日本的高度经济成长停滞之后,人们的生活开始富裕稳定之后的事。
前辈:どういうことでしょう?
前辈:这是为什么呢?
上司:第二次世界大戦敗戦後の日本は、アメリカの傘の下軍備の憂いなく経済に専念できたおかげで、高度経済成長を実現しました。例外はもちろんありますが、企業の売り上げも右肩上がりで、それに伴い給料も右肩上がり。この状態は経営者にとっても社員にとってもハッピーな状態ですよね。この頃であれば、たとえ全員同じ評価でも全員昇給できたわけですから、不平不満は表面化しないで済みました。ところが、現在は高度経済成長期も過ぎ去り、物資にあふれた豊かな環境になり、商売そのものが難しくなりました。極端な言い方になってしまいますが、「作れば売れる」時代は終わってしまったのです。そうなると企業の売上も低迷してしまう。売上が低迷するということは給料の伸びも低迷するということ、社員に払える給料の総額が増えなくなってしまったのです。
上司:日本在二战失败之后,在美国的庇护下,不用担心军备的不足,一心发展经济,实现了经济的高度成长。企业的收入也日益上升,工资的职员也随之增加。这样的状态不管是对于经营者来说还是对于职员来说都是一件令人高兴的事。那个时候,就算全员的评价都一样,也能让职员们都能过升职。也没有出现谁不满的问题。不过,现在日本经济已经度过了高度经济成长期,物资充裕,商业的发达也变得缓慢了。极端一点来说,只要能做出商品就能卖出去的那个时代已经过去了。也因此,企业的收入也变得低迷,随之而来的给大家的工资也就不会增加了。
前辈:なるほど。それで総額が増えないから、給料の差を個々人の能力の差でつけるようになったのですね。
前辈:原来如此,也就因此能给员工的工资总数不变,只能依据能力给大家发工资了。
上司:ええ。売上が伸びない時代になると、経費を増やさないようにしなければなりません。経費のうちウェートが高いのが人件費です。今いる社員1人1人に倍の仕事をしてもらえれば人員は半分で済むという単純計算もあり、給料格差をつけることで個々人が競い合って仕事に励むだろうと「社員の評価」が注目されてきたのでしょう。ここ最近欧米を模して採用された成果主義という手法は、その「社員の評価」を極めたやり方と言っていいと思います。
上司:收入不增加就得减少经费的支出了。而在经费支出中,占最大比重的就是给员工的工资。所谓社员的评价就是希望大家能够事半功倍,相互竞争着工作。最近以欧美的成果主义为蓝本的评价手法就是社员评价的一种极致表现。
前辈:へぇ…。でもその成果主義も、そのせいで人心が荒廃してきたとか、成果主義の破綻とか、そんな記事をよく新聞や雑誌で見かけるようになりましたが…。
前辈:不过这种成果主义却也让人很难过。类似的关于成果主义的缺陷的报道可是不少。
上司:そのようですね。働きが悪かった人には発奮してもらう、働きの良かった人には充実感を味わってもらってより働いてもらう。 それが成果主義の狙い目なのです。
上司:没错。不过希望工作不好的人能够勤奋起来,工作努力的人能够感觉到工作的充实感,这才是成果主义的真正目的。