修宪要件 不容更改
なるほどと思った。先日の本紙「声」欄(東京本社版など)だ。一度だけ魔法が使えるとしたら何をしたいか。小学生同士で話していたら、ある子が言った。「魔法使いにさせて下さいといって魔法使いになる」
对于日前本报“呼声”栏目(东京总社版)的有关报道,我抱以同感。报道中谈到,当向一些小学生提问说,假设你有一个只能使用一次魔法的机会,你想干什么?其中有一个孩子回答说,“我请求让我变魔术,我要成为魔术师!”
それがかなえば魔法は使い放題、なんでもできる。一同、「すごい」と盛り上がった。これは憲法96条の改正と同じでは、というのが投稿した方の見立てだ。改憲の発議の要件をまず緩めるという主張の危うさを鋭く突いている
倘若这一愿望得以实现,那么,魔术就可以任凭你变,什么东西都能够变得出来。于是,同伴们发出了一片赞叹声,“太棒了!”要是同样情况发生在了修改宪法第96条上,那又将会怎样呢?这恐怕就是来稿者的用意所在。他尖锐地指出,放宽对提出修改宪法议案要件的限制,这一主张是十分危险的。
試合に勝てないから、ゲームのルールを自分に有利なように変えるようなもの。何に使うかわからないが、とにかく拳銃をくれ、と言うようなもの。96条の改正を先行させようという発想は、様々に批判される。要は虫がよすぎませんか、と
这就好比是因为无法在比赛中获胜,于是便打算将比赛规则往有利于自己的方面修改;就好比是无需搞清楚用于何处,反正你先把手枪给我!修改第96条先行的建议遭到了来自各方面的批评。质疑的关键就是一句话,这是不是太恬不知耻了?
この件で自民党元幹事長、古賀誠氏の発言が話題になっている。共産党の機関紙「しんぶん赤旗」日曜版(2日付)のインタビューに答え、96条改正について「私は認めることはできません。絶対にやるべきではない」と言い切った
在这件事上,自民党原干事长古贺诚先生的发言一时间成了热议的话题。在回答共产党机关报“新闻赤旗”周日版(2日)的采访时,就有关修改第96条的问题他坚定地表示,“我不能认同。绝对是不应该这么做。”
議員を退いた身とはいえ、自民党の重鎮が宿敵というべき共産党の求めに応じるとは驚きだ。古賀氏は幼いころ、父を戦争で失った。「戦争を知る世代の政治家の責任だと思ったから」だと話している
尽管他现在只是一个从议员位置上引退之人,但是,作为自民党重要成员却对理当称之为宿敌的共产党诉求作出回应,实在是令人震惊。古贺先生在其幼小时因为战争失去了父亲,因此他表示说,“因为我认为这是了解战争的这一代政治家的责任。”
やはり戦争を知るOB、野中広務・元幹事長も「要件から変えるのは姑息なやり方だ」と批判している。魔法を使おうなどと夢を見ず、穏健な保守の構えを貫く。よき伝統を引き継ぐ後輩は今の自民党にはいないのか。
另一位同样是了解战争的OB,原干事长野中广务也对此提出批评说,“更改要件是一种姑息养奸的做法。”不能梦想着使用魔法,而应该将稳健保守的框架贯彻到底。难道如今的自民党里就没有继承好传统的接班人了吗?
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