日本に居住している外国人が抱く、日本に関するさまざまな疑問と悩み。それらが投稿されているサイトが「OKWave ありがとう」の「Japan Life」コーナーだ。彼らは日本で一体どんな壁にぶつかっているのだろうか。寄せられた質問をピックアップしてご紹介する。
在日本定居的外国人对于日本都抱有这样那样的疑问和烦恼。有个网站“OKWave ありがとう”的专栏“Japan Life”专门接受这类的投稿。这些老外在日本是怎么碰壁了呢?我们从收到的投稿中摘选出了一些问题来向大家介绍一下。
日本では夏真っ盛りで猛暑の日も続き、旅行に出かける人も増えるだろう。旅行と言えば現地の素晴らしい景色や建物、おいしそうな料理やスイーツの写真を撮る人も多い。その際、自分が被写体になった時、皆さんはどんなポーズをとるだろう?
日本盛夏持续的高温天气,外出旅行的人也会多起来吧。旅行的话,也有很多人会拍下当地优美的风景、建筑物以及看起来很好吃的菜肴、甜点。此时,当自己变成被拍摄的对象时,大家都会摆什么样的pose呢?
「どうして日本人は写真を撮る時に必ずといっていいほどピースサインをするのでしょうか?自分の国では、写真を撮るときにピースサインをする人は全くいないので、不思議です」(ドミニカ共和国)
“为什么日本人拍照的时候一定会摆出剪刀手的姿势呢?因为在我们国家,拍照时完全没有人会摆这种姿势,所以觉得很不可思议”(多米尼加共和国)
そう言われると、どこかの観光地で「ハイ、チーズ」と言われながらカメラを向けられると、何かポーズをせねばと焦り、結果不器用な感じでピースサインをしていること……恥ずかしながら筆者はある。なぜそうするのかと問われても、そのポーズ以外思い浮かばない、というのが筆者の本音であるのだが……。
这么说起来,不管在哪里的观光地,一边喊着“茄子”看向镜头,又着急摆什么姿势,结果就笨拙的摆出剪刀手姿势……虽然很害羞但我就有过这种情况。要说为什么,除了这个姿势实在想不出还能摆什么姿势这是我的真心话。
回答を寄せたのはニュージーランドの方だった。
「写真撮影の時にピースサインをする習慣は1970年代頃から始まったようです。広まった理由としては三つほどの説があります。
“拍照时摆剪刀手的习惯始于1970年。关于这种姿势流行开来的理由有三种说法。
(1)1960年代に日本の各大学で起きた学生運動で、学生がピースサインをしており、それがTVで報道されたことで広まった。
(1)20世纪60年代,在日本各大学兴起的学生运动中,学生们摆出剪刀手造型在电视上被报道后流传开来。
(2)『サインはV』という漫画の影響。野球漫画に出てくる『Vサイン』が真似された。
(2)受到《暗号是V》这部漫画的影响。剪刀手是模仿棒球漫画中出现的“暗号V”。
(3)1972年に歌手の井上順がカメラのCMでピースサインをしたことから広まった」(ニュージーランド)。
(3)1972年歌手井上顺在相机广告中摆出了剪刀手造型,因此流行。
そう言われると当時そんな写真や映像を見たような……。だが筆者として特に腹オチしたのは同じニュージーランドの方が続けてしていた以下の回答である。
这么说来好像当时确实见过这样的照片和影像…..不过令笔者尤为认同的,是这位新西兰朋友接下来所说的内容。
「日本人は恥ずかしがり屋なので、カメラを向けられるとどんなポーズをとっていいかわからず、とりあえず『ピースサイン』をしているせいもあり、今も大多数の人がカメラを向けられると『ピースサイン』をするのかもしれません。
可能是因为日本人很容易害羞,当面对镜头时不知该摆出怎样的姿势,索性就摆个剪刀手,因此现在大多数人面对镜头时就摆剪刀手。
皆さんだったら、「なぜピースサインをするのか」と聞かれたら、なんと答えるであろうか? 飲み会のネタで話してみても面白いかもしれない。
各位,当你被问到“为什么要摆剪刀手造型呢”这个问题时会如何回答呢?在酒会上谈起这个话题也许会有趣吧。