个人信息 自己掌控
便利だなと思っていたが、時には災厄をもたらすものでもあった。インターネット検索大手「グーグル」の予測表示機能である。ある単語を入力すると、関連する言葉が勝手に現れる。飲食店の名前なら、銀座、赤坂などと所在地を示したりする
虽然觉得非常便利,可它也是个有时给你带来麻烦的东西。这就是英特网检索巨头“谷歌”的预测显示功能。当你输入某一词汇时,相关的一些词条便会自动显现。例如,输入某一家餐厅的店名,于是,便会显现出银座、赤坂等一系列的所在地。
ある男性の場合、その名前を入れると犯罪がらみの言葉が併せて表示される事態になった。あたかも男性がその犯罪にかかわったかのような中傷記事が検索にひっかかり、容易に読まれてしまう
例如要查询某一男性,当输入其姓名时,结果一些与犯罪活动相关的词条也会一并显现出来凑热闹,让人觉得此人就与此犯罪活动有瓜葛似的。类似造成名誉伤害的报道与检索功能相联,检索者轻而易举地就能看到。
これは男性への名誉毀損である。東京地裁は一昨日の判決でそう認め、グーグルに表示の差し止めを命じた。男性の代理人の富田寛之弁護士は「表示は自動的、機械的にされるものだが、グーグルにも責任があると認めた点で画期的」と評価する
这构成了对该男性的名誉损害,前天,东京地方法院在判决中明确了此项判定,并命令谷歌停止类似显示。此人的代理人富田宽之律师评价说,“尽管显示是自动的机械似的设置,可谷歌仍然对此负有责任。如此认定具有划时代的意义。”
自分についての情報がネット上で独り歩きしてしまうことの怖さを如実に示す例である。自分の情報は自分でコントロールすることができなければならない。それは現代のような高度情報化社会には欠かせない「新しい人権」だろう
这个案例如实地说明了个人信息在网络上被搞得畅行无阻的可怕。自己的信息必须由自己掌控,这恐怕应该成为现代高度信息化社会不可欠缺的“新人权”。
欧州では「忘れられる権利」というものが唱えられている。ネットに一度公開された不本意な情報を、後から削除させる権利である。買い物をはじめとするネット上の行動履歴を、業者に追跡されることを拒む権利も議論されている
在欧洲,正在提倡一种“被遗忘权利”,即在网络上公开的并非出于本意的一次性信息,之后须予以删除的权利。拒绝以购物为首的网上行为历史被行业人士追踪的权利也是讨论的一个内容。
いま個人情報を電脳空間にさらさずに暮らすことは難しい。それでも選択の余地はある。例えばポイントカードはただお得なのではない。履歴が残る。そう知った上での選択がある。
如今,要想个人信息不在电脑空间里曝光,这种生活状况很难保证。可即便如此,选择的余地还是有的,即了解其中利弊关系之后再作选择。例如,积分卡并不只是给人以优惠,同时也保留了你的履历。
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