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日本に来る外国人は、母国でも日本語を勉強していた人が多い。そんな人々は、よくこう言う。
来日本的外国人中有很多是在自己国家学过日语的,他们经常会这样说。
「上手に話せるようになりたいです」 「せっかく日本に来て勉強するんだから、発音が上手になりたいです」
“我想说一口流利的日语”“好不容易来到日本学习,我想把发音学好”
非常に気持ちがよくわかる。文法や読解の勉強は母国でもできるからだ。試験勉強ではない、生きた日本語を身につけたいと考えるのは当然のことだろう。今回は今までの経験から考えた日本語の発音についてまとめてみたい。
我非常能理解他们的心情,因为语法还有读解在自己国家也能学习。到了日本自然是想掌握地道的日语,而不是搞什么应试。今天,我想结合以往的经验来总结下日语发音。
1、音の長さ
1、音长
日本語らしい発音って、何だろう。同じ日本語でも、地方によってアクセントも違うし、江戸っ子のように「ひ」「し」の区別がつかないという単音レベルの問題だってある。どれが正しいというわけでもない。でも、全て日本語らしくは聞こえるのは、何でだろう。
什么是地道的日语发音呢?即便同样都是日语,语调也会因为地域而有所不同,甚至还存在像东京人那样分不清“ひ”“し”的单音问题。这里并没有谁对谁错,但发音听起来都很有本土味道,为什么呢?
それは「音の長さ」といえるのではないか。例えば、長音・促音・撥音などである。長音とは「おとうさん」の「う」、「おかあさん」の「あ」、「おねえさん」の「え」のようなもの。促音とは「やっぱり」の「っ」などの小さい「つ」の音。撥音は「せんせい」の「ん」のこと。中国の人も韓国の人もアメリカの人も他の国の人も、ほぼ共通の日本語学習時の発音の問題点なので、同じ教室で行うことができて好都合でもある。
可以说这是“音长”的问题吧。比如,长音、促音、拨音等等。长音就是“おとうさん(父亲)”中的“う”、“おかあさん(母亲)”中的“あ”、“おねえさん(姐姐)”中的“え”之类的。促音是“やっぱり(果然)”中“っ”这样的小“つ”音。拨音则是“せんせい(老师)”中的“ん”音。这几乎是中国人、韩国人、美国人还有其他国家的人学日语发音时共通的问题,所以可以集中在一个教室里教,倒也方便。
少し前から「音読」が話題になっているが、これは日本語学習でも有効である。音読の練習を行うとき、漢字にルビをつけたものを配布し、例えば「小さい“つ”だけを探してください」と指示し赤で○をつけてもらう。そうすると、視覚的にも意識しながら音読できる。同じように、長音や撥音も行い、通常よりも我慢して長く読むように促すと良い練習になる。何かで読んだところによると、日本人の音の長さが1秒だとすると、中国人は0.6秒だとか。実際に困った例を聞いたこともある。
不久前“音读”这个话题很火,这放在日语学习中也是有效果的。教师在给学生做音读练习时,可以将注有假名的汉字资料发下去,举个例子,让大家只找出“小つ”然后用红笔画上圈。这样一来,除了有意识地训练视觉外,还能进行音读练习。同样的,还可以进行长音、拨音训练,督促学生在读的时候放慢速度、音读得长些,这也是个不错的练习。有这么个说法,忘了在哪看到的,说如果日本人的音长是1秒的话,中国人就是0.6秒。事实上我也遇到过因为此事而烦恼的人。
ある学習者が中華料理店でアルバイトをしていた。その店は一階と二階に分かれており、トイレは一階にある。客に「トイレはどこ?」と聞かれることが多いので、本人は「一階です」と答えるのだが、多くの客が二階に上がってしまって困る、と嘆いていた。おそらくこれは音の長さの問題だろう。その人は「いっかい」ではなく「いかい」と発音する。そうすると、アクセントだけでなく、母音の「い」も「二階(にかい)」と同じイ段なので、日本人の客の耳には「いっかい」ではなく「にかい」と聞こえてしまうのである。その学習者に「長いかなあ、と思うぐらい小さい“つ”を長く言ってみるといいよ」というと、客に間違われなくなったと喜ばれた。最初は1.5秒や2秒ぐらいと、長すぎてもいい。体で長さを覚えるぐらい意識して言うことが重要なようだ。
某学习者在一个中国菜馆打工,那店有两层,厕所在楼下。他感叹说,自己经常被客人问“厕所在哪”,回答时明明说的是“一楼”,却有很多客人去了二楼,真是头疼。这恐怕就是音长的问题了吧。他在说一楼时发的音是“いかい”而不是“いっかい”。这样一来,除了语调外,连母音“い”都和“二階(にかい)”一样是イ段,日本客人听来便会觉得是“にかい”而不是“いっかい”。于是我跟他说:“只要把单词中那个小つ发的长一些就好啦,到你自己都觉得是不是太长的程度。”他欣喜不已,说客人没有再听错了。刚开始练习时可以停顿1.5秒或者2秒,长点也没关系。重要的是,在说的时候要有意识地去记住这种感觉。
2、清濁
2、清音和浊音
日本語の発音で、もう一つ困るのは清濁、つまり点々の問題。「退学」と「大学」では大違い。韓国人が「韓国(かんこく)から来ました」というと日本人には「監獄(かんごく)から来ました」と聞こえるというのは、よく聞く話である。この問題は、まずは表記から正確に覚えることが重要だと明言できる。日本人が英語学習のとき困る発音に「L」「R」の問題があるが、これも同じことだろう。スペルがどっちなのかを明確に理解していなければ、いくら発音に自信があっても間違えてしまうのだから。
日语发音中还有一个难点就是清浊音,也就是点点的问题。“退学(たいがく)”和“大学(だいがく)”相差甚远。韩国人说“我来自韩国”,日本人却听成“我来自监狱”,像这样的事我们常有耳闻。可以明确地说,要想避免这样的问题,首先要正确地记忆写法,这点很重要。日本人学英语时对于“L”“R”这两个发音很头疼,也是一个道理吧。如果不能明确理解拼法,不管你对发音有多自信,还是会出错。
ある韓国人の女性の話だが、日本人の男性と結婚し、小学生の子どもが一人いる。家で“しりとり”をするのだが、点々についてはその人だけ免除してもらえるという。例えば、子どもが「ねこ」と言った後に、お母さんが「ごま」と言っても許してもらえるルールで遊ぶのだそうだ。これは、駒(こま)だと思ったからではなく、胡麻(ごま)だとわかったうえで進むのである。このように許してもらってしまうようになったら、その人はきっと濁音の問題について正確に発音しようとは思わないだろう。本人がそれで満足しているのなら、仕方がないことだが…。
这里我要提下某位韩国女性的事,她嫁给了日本人,如今有个在上小学的孩子。据说他们在家玩接尾令时,唯独她在浊音问题上可以免受惩罚。举个例子,孩子说了“ねこ(猫)”后,妈妈就算接“ごま(芝麻)”也能算过关。他们并没有把“胡麻(ごま)”误听成“駒(こま、意为马)”,而是在了解情况的前提下继续游戏。像这样,在玩的时候就那么把问题放过去了,那她也不会努力去把浊音发准确吧。当然,如果本人满足于此,那也无话可说……
清濁が上手だと感じた学習者に、ポイントを聞いたことがある。一人は「やはり表記を完璧に覚えることが一番です」と答えた。もう一人は「濁音は鼻濁音ぎみに、少し鼻にかけて出すといいようだ」と答えた。これも経験から得た学習者の貴重な意見である。もちろん、清濁の問題は語頭なのか語中なのか語末なのかでも異なる問題があるので、一概には言えないが、何でもやってみることが重要だろう。
我曾经问过擅长发清浊音的学习者,是否有什么要领。有个人回答说:“最重要的还是把写法百分百记对了。”还有个人的回答是:“发浊音时有点鼻浊音的感觉,稍微带点鼻音好像会比较好。”这也是学习者宝贵的经验之谈。当然,清浊音问题会根据词头、词中、词尾而有所不同,不能一概而论,不过重要的是,不管什么都要自己亲自实践下吧。
外国人眼中的日语发音难点(附例)
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