《百人一首》汇集了日本王朝文化七百年的100首名歌,是最广为流传的和歌集。熟读百人一首,更能了解日本文化哦。一起来了解日本人对美、自然、爱情的感悟吧。
7番
出典:「古今集」より
上の句:天の原 ふりさけ見れば 春日なる
上の句読み:あまのはら ふりさけみれば かすがなる
下の句:三笠の山に 出でし月かも
下の句読み:みかさのやまに いでしつきかも
作者/歌人名:安倍仲麿(あべのなかまろ)
■和歌の意味
大空はるか遠くをながめると、月がのぼっているが、あれは故郷日本の三笠山に出ていた月なのだろうかなあ。
■口語訳
大空を振り仰ぎ、はるか遠くを眺めると、東の空に美しい月が上っている。あの月はきっと、私が少年のころに見た、故郷の奈良の三笠山に出ていた月と同じ月だろう。
ああ、早く日本へ帰って、奈良の春日にある三笠山にのぼるあの月を眺めたいなあ!
三笠山——古代著名景点
■作られたワケ
仲麿は留学生として中国にいましたが、51歳になったとき玄宗皇帝に帰国を願い出ました。
そして帰ることになり、明州の町で宴会を開きました。その時に、故郷を思う気持ちが思わず口をついて出たそうです。
■作者プロフィール
安倍仲麿(701~770)
712年、十六歳の時留学生として唐に渡り、政治や法律のことを学び、玄宗皇帝に仕えました。
漢詩を作るのが上手で、唐の詩人の李白や王維たちとも友達でした。
■出展・時代背景・文法事項など
出展は『古今集』羇旅・406。留学生として唐に渡った仲麻呂が、別の遣唐使の船で日本に帰ることになり、明州での送別の宴の折に、美しい月が出たのを見てこの歌を詠んだとされる。
【词汇注释】
【天の原】あま‐の‐はら
広く大きな空:广阔的天空
【振り放け見る】ふりさけ・みる
振り仰いで遠方を見る:仰望天空
【春日】かすが
地名。奈良附近。
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